冷えに対する養生

1月20日～2月3日は大寒です。

今年は暖冬とはいえ、2月初旬までは一年で最も気温が低い時期です。

最近、患者の皆さんを拝見していて気になるのは、「寒邪」つまり「冷え」がお身体に入っている方が多いことです。

冷えの対策としておすすめは「照海」へのお灸です。

「照海」は、図のとおり内くるぶしの下で少しくぼんでいるところにとります。押すと結構痛みを感じる場合もあります。せんねん灸などの市販の台座灸をここに１～3個程度をすえて下さい（同時に照海周辺に2～3個ではなく、まずは1個すえてみて熱く感じるようなら1個で十分です。）

風邪ひき後ののどの痛みにも効果が期待できますよ。

しばらく続けてみても効果が感じられない場合は、冷えの原因は別にあるのかもしれません。そのようなときは、ぜひ当院までお越しください。

（図は、日本理療科教員連盟及び公益社団法人東洋療法学校協会編「新版　経絡経穴概論」より）